当社にもファクタリングを(利用していた・利用している)企業からのご相談が多くあります。
ファクタリングは、イレギュラーな資金需要(入金ズレなど)が発生した場合においては、急場のつなぎ資金として役立つとは思いますが、赤字補填の資金繰りに継続して利用するのはお勧めできません。
低い手数料のファクタリング会社が増加?
これまで2社間契約のファクタリングは、手数料が15%~25%位が多数でしたが、最近では10%以下でファクタリングをおこなうファクタリング会社も増えてきました。
背景には、競合ファクタリング会社の増加、金融機関のファクタリング会社に対しておこなっているバックファイナンスの影響も考えられます。
ファクタリング手数料が高いと感じてしまう理由
ファクタリングの手数料が高いと感じてしまう原因は、ファクタリングは手形割引・債権譲渡担保融資などの金融取引に近い事から、銀行などの金融サービスと比較されしまう事から高いと感じてしまいます。
金融機関の融資とファクタリングの根本的な違いは、償還請求権の有無です。
金融機関の手形割引を例にあげると、手形割引をした手形が不渡りとなった場合、その手形金額の請求は自身に来てしまいますが、
ファクタリングの場合は、売却した売掛債権が未回収になっても自身に支払い義務が生じません。
ファクタリングは売掛債権に潜むリスク(未回収リスク)を含めた金額で売掛債権を購入し回収するサービスとなります。
これまで、ご相談頂いたクライアントの中には、銀行融資を受けられず、毎月2千万位、継続的にファクタリングを利用している企業もおりましたが、ファクタリングを利用しても利益を出せる、赤字にならなければ上手く活用できるサービスだと思います。
ファクタリング利用する上での注意
ファクタリングを利用する際は、その場しのぎにならないように、しっかりと計画を立て、利用するようにしましょう。